人間とは何か。諸学問が挑む難問に、自然人類学は生物の一種としてのヒトという視点からアプローチする。大昔の初期人類や霊長類の化石を調べたりヒトに近縁な現生の霊長類と比較したり。ヒトがどのような生物で、どのように進化してきたか、最新の研究成果をもとに解説する。
序章 自然人類学とはどのような学問か(中村美知夫・森本直記)
第1部 ヒトの進化史
第1章 自然におけるヒトの位置ーーどこから来て,どこへ行くのか(國松 豊)
第2章 類人猿と人類の進化ーー彼らと私たちの歴史について分かっていること(中務真人)
第3章 日本人の系譜ーー日本列島に住むヒトの成り立ち(日下宗一郎)
第2部 食と人類進化
第4章 食性と歯の形態ーー歯の形が語る多くのこと(森田 航)
第5章 採食技術ーー食べる工夫が進化を促す(田村大也)
第6章 狩猟と肉食ーーヒト以前の肉食が人類進化にもたらしたもの(保坂和彦)
第3部 繁殖と社会
第7章 出産ーー直立二足歩行と大きな脳が招いた進化の難局(川田美風)
第8章 生活史ーーヒトの「生き方」を相対化する(松本卓也)
第9章 サルの社会とヒトの社会ーー何が個体同士の関係性を形作るのか(徳山奈帆子)
第10章 攻撃性と殺しーー暴力はヒトの「本性」なのか(中村美知夫)
第4部 ヒトをヒトたらしめるものは何か
第11章 直立二足歩行ーーヒトの生物学的本質(森本直記・平崎鋭矢)
第12章 知性ーーヒトはなぜ賢くなったのか(平田 聡)
第13章 言語ーーそもそも言語とは何か(西村 剛)
第14章 文化ーーハードルを下げて文化を眺める(中川尚史)
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