二〇二一年初の米国連邦議会襲撃事件。憲法修正第二条を盾に武装した人民(ミリシア)と対峙する連邦キャピトル警察・州軍(ミリシア)が繰り広げる異様な光景が意味するものは何か。人民主権理念に基づいた国づくりを支え、時に反乱の母体となったミリシアから見た、暴力文化とポピュリズムをめぐる異色のアメリカ通史。
はじめに
第1章 現代アメリカの暴力文化ーー2021年米国連邦議会襲撃事件の背景
1 猛り狂う暴徒に襲われた人々
2 二一世紀アメリカのポピュリズムーー何が社会を蝕んでいるか?
3 ポピュリズム時代の民間ミリシアーー革新されたミリシアの伝統
第2章 人民の軍隊ーー合衆国憲法が定める軍のかたち
1 北米植民地の軍事文化
2 独立革命という大波ーー軍の伝統と変革
3 革命国家の軍制
第3章 デモクラシーが変貌させたミリシアの姿
1 崩れていく建国期の軍制
2 新しいミリシアへーー志願兵によるミリシア部隊
3 メキシコ戦争を戦った兵士たち
第4章 転機としての南北戦争
1 総力戦を戦った人々
2 南北戦争下の特異な軍事動員
3 戦争で生まれ変わっていく社会
第5章超大国アメリカのミリシア
1 世界戦争を戦える軍隊の創造
2 軍制をめぐる人種紛争
3 公民権運動以降の州軍と民間ミリシア団体
おわりにーー問い直される人民武装理念
あとがき
図表出典一覧
主要参考文献
略年表
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