"世界は一つか複数か、天国と地獄の垂直軸に沿って構想されるべきか、それとも次元を異にする複数の拡がりとイメージされるべきか。キルヒャーの『忘我の旅』からゲーテの『ファウスト』まで、古代神学=永遠の哲学と、世界の複数性のはざまで揺れ動いた九人の思想家たちをめぐる、世界というヴィジョンの博物誌。
中世から近代の始まりへ、真空、自然法、無限の時空など、新たな問題を前にしたそれぞれの身振りと姿態は、人類と地球の全史が再び課題となる今日、多くの手がかりを与えてくれるに違いない。
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序 章 対蹠人 パウルス三世
第一章 中国のイシス アタナシウス・キルヒャー
第二章 マクデブルクの半球 オットー・ゲーリケ
第三章 「いずこも同じ!」 ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ
第四章 理性の自律 二人のクリスティアン
第五章 〈世界知〉 ヨーハン・クリストフ・ゴットシェート
第六章 無限 アルブレヒト・ハラー
第七章 普遍自然史 イマヌエル・カント
第八章 有機的な力 ヨーハン・ゴットフリート・ヘルダー
第九章 メタモルフォーゼ ヨーハン・ヴォルフガング・ゲーテ
終 章 〈世界知〉の系譜学
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