私たちの暮らす日本列島は、山の多い地形,複雑な地質,気象などの自然的条件から,洪水,土砂災害,地震,津波,火山噴火などによる災害を歴史的に被ってきた。本書は、先人たちがいかにそうした災禍を乗りこえてきたのかを、古代から中世、近世、近代までたどりながら、日本の大地を拓いてきた人たちの苦悩、情熱、技術を丹念に解きあかしていく。そこから私たちにとって「土木」とは、「利他の心」とは何かを問いかけ、それらが人や地域に尽くした効果や、自然に与えた影響をはじめ後世に生かす教訓がうかがい知れるだろう。
序章 日本の風土と土木
1章 古代に見る「土木の原点」
2章 変革時代の戦国武将
3章 江戸時代、大地を拓いたパイオニアたち
4章 近代化への道
5章 人類のための土木
6章 理想都市建設へのまなざし
追悼 人は、土木は、自然といかに向き合ってきたか 〜日本国際賞受賞者 高橋裕氏に聞く〜
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