かつて阿弥陀信仰とならび浄土信仰の一翼を形成していた弥勒信仰。インドで成立し中国・朝鮮を経て伝来した日本でいかに展開したのかを、法然・親鸞の浄土教確立までを中心に描き、民衆の心をとらえ続けた歴史に迫る。
1 弥勒の救い〈弥勒菩薩/弥勒の三部経/兜率天/竜華三会/上生信仰と下生信仰/天上の浄土地上の浄土/阿弥陀浄土か弥勒浄土か〉/2 弥勒信仰の成立(大陸の弥勒信仰〈弥勒信仰の発生/中国への伝来/道安と法顕/竜門石窟/民衆反乱と弥勒下生/新羅花郎/弥勒信仰展開の傾向〉/弥勒信仰の伝来〈弥勒像の伝来/飛鳥時代の弥勒像/天寿国のなぞ〉以下細目略/律令社会と弥勒信仰)/3 弥勒信仰の発達(天台・真言宗と弥勒信仰/浄土教の発達と弥勒信仰)/4 末法思想と弥勒下生(民間弥勒信仰の変化/貴族社会上生信仰の存続)/5 中世浄土教の成立と弥勒信仰(旧仏教と弥勒信仰/民衆の中の弥勒信仰)/『弥勒信仰』を読む…小原 仁
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