医学のあゆみ 科学的根拠に基づくがん検診 UPDATE 2025 292巻12号[雑誌]
・わが国において1981年に悪性腫瘍が死亡原因の第1位となって以降、「老人保健法」や「がん対策基本法」の施行、「がん対策推進基本計画」の策定など、がん検診の実施について時代の変遷に即応すべくさまざまな検討が重ねられている。
・2023年度から現在も進行中の第4期がん対策推進基本計画には、地域・職域によらずすべてのがん検診が適切に行われることを目指した“組織型検診”の構築が盛り込まれており、全6年間の中間年である今年(2025年)から来年にかけて中間評価の実施が想定される。
・本特集が、わが国でがん検診に携わる方々の知見と理解の一助となることを目指し、がん検診のエキスパートたちが集結し、各種がん検診の現状に加え、ガイドライン策定の根拠となる利益と不利益の考え方、精度管理のあり方、受診率向上への取り組みなどについて、最新の知見とともに解説する。
■科学的根拠に基づくがん検診UPDATE 2025
・はじめに
・がん検診の利益と不利益ーーガイドライン策定の根拠
〔key word〕がん検診、利益、不利益、過剰診断
・精度管理ーーがん検診事業のあり方
〔key word〕精度管理、組織型がん検診、利益・不利益、プログラム
・がん検診の推進に向けた取り組み
〔key word〕コール・リコール、職域がん対策、がん対策推進企業アクション、社会人教育、アドバイスレポート
・胃がん検診の課題ーー対策型検診を中心に
〔key word〕胃X線検診、胃内視鏡検診、検診間隔、ヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)、リスク層別化
・日本における大腸がん検診の問題点ーー日本の大腸がん死亡率を他の先進諸国並みに減少させるには
〔key word〕免疫便潜血検査(FIT)、精検受診率、検診受診率、組織型検診、大腸内視鏡検査
・肺がん検診
〔key word〕肺がん検診、有効性評価、精度管理、胸部X線、低線量胸部CT
・日本の乳がん検診の問題点と解決策
〔key word〕公正な乳がん検診、外的妥当性、マンモグラフィ検診、J-START、高濃度乳房
・子宮頸がん検診ーー子宮頸部細胞診単独法とHPV検査単独法
〔key word〕子宮頸がん検診、子宮頸部細胞診、HPV検査、有効性、精度管理
●TOPICS 血液内科学
・造血幹細胞・前駆細胞の分化方向性をつかさどるmRNA分解を介した新たな制御相
●TOPICS 生化学・分子生物学
・遺伝子操作を伴わず生体内でタンパク質の機能解析が可能に
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(28)
・T細胞が認識する肥満特有の自己指向性免疫の解明
〔key word〕肥満、Th17バイアス、ACC1、1-オレオイルーリゾホスファチジルエタノールアミン
●細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(14)
・表在性十二指腸腫瘍に対する新規術式の開発内視鏡+腹腔鏡手術+細胞シート医療=?
〔key word〕腹腔鏡下手技、細胞シート、表在性十二指腸腫瘍
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(5)
・身体拘束
〔key word〕基本的人権、高齢者、せん妄
●FORUM 戦争と医学・医療(16)
・アウシュヴィッツ強制収容所の“医療”
●FORUM 戦争と医学・医療(17)最終回
・金田光雄はなぜアウシュヴィッツ報告を翻訳出版したのか
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
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