江戸時代,出島を通じて日本へもたらされた西洋の学術「蘭学」。1774年,前野良沢らにより『解体新書』が刊行されて以降,医学・薬学・博物学・天文学・暦学など諸学問の書物が翻訳出版され,蘭学を学ぶ者(蘭学者)が増えていった。
1823年,シーボルトがオランダ商館医として来日し,私塾「鳴滝塾」を開設。彼の門人たちは,幕末から明治の学術界で活躍することとなる──。
蘭学者たちとシーボルトの歩みを概観し,彼らの優れた研究成果を紹介する。
ご挨拶[西南学院大学博物館館長 片山隆裕/福岡県立図書館館長 池松峰男]
1 蘭学の隆盛
蘭学と西洋知識の広まり
【Column】蘭癖たちの宴 オランダ正月[西南学院大学博物館学芸研究員 鬼束芽依]
2 シーボルトの来日と日本研究
日本への道のり
鳴滝塾
シーボルトの日本研究三部作
【Column】シーボルトが紹介した考古遺物について[西南学院大学博物館学芸研究員 鬼束芽依]
3 蘭学者との交流
日本初の理学博士 伊藤圭介
幕末最高峰の蘭方医 伊東玄朴
シーボルトと学術交流をした福岡藩主 黒田斉清
【Column】福岡藩の蘭学者たち[西南学院大学博物館学芸研究員 迫田ひなの]
【論考】シーボルトと黒田斉清の「学術交流」[西南学院大学教授 宮崎克則]
本展覧会関係略年表
出品目録/主要参考文献ほか
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