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ただひとつ、この物語を読む限り、わかることは。 賢くて、気立てのいい、めぐりんは、きっと今日も、 どこかにやってきてくれるということだけだ。 たくさんの本と、愛をのせて。紅玉いづき(解説より) 本と人々の出会いをつなぐ、移動図書館シリーズ第2弾! 三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。家族の希望で縁もゆかりもない土地で一人暮らすことになった規子の、本と共に歩んできた半生を描く「本は峠を越えて」や、十八年前になくしたはずの本が見つかったことを引き金に当時の出来事が明るみに出る「昼下がりの見つけもの」など5編を収録。めぐりんが本と人々を繋ぐ、ハートフル移動図書館ミステリ、シリーズ第二弾。 ■目次 「本は峠を越えて」 「昼下がりの見つけもの」 「リボン、レース、ときどきミステリ」 「団地ラプンツェル」 「未来に向かって 」
レビュー(8件)
移動図書館。 わたしの住まいの地域にはそういったサービスがないので、もしあったらこんなことが起こるのかな?(いや、そんな訳ない)とゆう気持ちで読みました。 電子書籍もいいけど、本はやはり紙(現物)がいいなと思わせてくれるお話。