母が読みたいと言っていたので、買ってみました。,吉村昭さんの小説は、私は大ファンでいろいろ集めながら読んでいるのですが、 さらに好きな漂流物と聞き、ポイントもあったので購入してみました。 いやー、これは、買ってよかったと本当に思える本でした。 主人公は、船での航路の途中、漂流してしまい、ロシアに流れ着きます。 そこでの話や、ロシア政府の考え、仲間の心の葛藤、人の温かさなど たくさんの名シーンがあります。 続きがとっても気になるので、さっそく下巻も買っちゃいました。 読むのが楽しみです。,江戸時代に、日本の船が難破してロシア人に助けられ、都で皇帝に謁見して帰国させてもらう物語です。 自らの意志で未知の世界へ挑む冒険譚ではなく、あくまで、漂流者が他者に助けられて完結するお話です。だからこそ、主人公に同情を寄せ、共感できるところが大きいです。,吉村氏の漂流小説は、全てが緻密な取材に基づき事実を忠実に再現している。読んでいると、まるで自分がその場にいる臨場感にとらわれる。厳冬のロシアで、寒気に苛まれるシーンでは、思わず身震いした。,一言で大変おもしろい内容です。引き続き下巻を読破中。全体の感想は上下巻を読んでからにします。
レビュー(24件)
母が読みたいと言っていたので、買ってみました。
吉村昭さんの小説は、私は大ファンでいろいろ集めながら読んでいるのですが、 さらに好きな漂流物と聞き、ポイントもあったので購入してみました。 いやー、これは、買ってよかったと本当に思える本でした。 主人公は、船での航路の途中、漂流してしまい、ロシアに流れ着きます。 そこでの話や、ロシア政府の考え、仲間の心の葛藤、人の温かさなど たくさんの名シーンがあります。 続きがとっても気になるので、さっそく下巻も買っちゃいました。 読むのが楽しみです。
江戸時代に、日本の船が難破してロシア人に助けられ、都で皇帝に謁見して帰国させてもらう物語です。 自らの意志で未知の世界へ挑む冒険譚ではなく、あくまで、漂流者が他者に助けられて完結するお話です。だからこそ、主人公に同情を寄せ、共感できるところが大きいです。
臨場感溢れる小説
吉村氏の漂流小説は、全てが緻密な取材に基づき事実を忠実に再現している。読んでいると、まるで自分がその場にいる臨場感にとらわれる。厳冬のロシアで、寒気に苛まれるシーンでは、思わず身震いした。
一言で大変おもしろい内容です。引き続き下巻を読破中。全体の感想は上下巻を読んでからにします。