もう悩まなくていい。 薬剤師のための 死と向き合う患者のこころのケア
●なぜあのときモヤモヤしたのか? こころの動きを知る16のケース
●「悲しむことは悪いことじゃない?」「そもそも他人の気持ちはわからない?」「解決法を見出さなくてもよい?」など
患者さんが怒り出してしまった…、泣き出してしまった…、死にたいと訴えてきた…。あなたならどう対応しますか? がんなどの重篤な疾患に罹患し、強い不安を抱えている患者さんのこころの動きを知るとコミュニケーションがスムーズになるばかりか、患者さんの精神的苦痛を和らげることにもつながります。薬剤師が臨床でコミュニケーションに苦慮するさまざまな場面・16ケースを取り上げ、薬剤師の薬丸先生が抱いたモヤモヤについて、精神科医の清水先生が、精神医学的な観点から "こころ" をわかりやすくひも解き、対応法について解説します。
※本書は月刊誌「月刊薬事」の連載「薬剤師が行うこころのケア〜こんなときどうするの?〜」(2018年9月〜2019年8月、全12回)をもとに加筆修正し、再構成したものです。
PART 1 こころを知るための基本
INTRODUCTION 総論 がんに罹患したときのこころの動きとは…
PART 2 こころの守り方
CASE 01 事実を伝えることで患者さんを傷つけてしまうことがある
〜患者心理・否認とは〜
CASE 02 つらい気持ちを聞き出そうとしてはいけない患者さんがいる
〜患者心理・抑圧とは〜
CASE 03 医療者に甘えることでストレスを和らげようとする患者さんがいる
〜患者心理・退行とは〜
CASE 04 患者さんに「あなたはダメだ」と叱責されたとき
〜その言葉を真に受けてはいけない!〜
CASE 05 がん告知後の患者さんの反応が乏しく、十分な服薬指導ができないとき
〜患者心理・解離とは〜
PART 3 負の感情の役割を考える
CASE 06 患者さんが目の前で泣き出したらどうする?
〜悲しみという感情の役割〜
CASE 07 「なんで私ばかりこんな目にあうの!?」と怒りをぶつけられたらどうする?
〜怒りという感情の扱い方〜
CASE 08 患者さんから「死」の話題が出たらどうする?
CASE 09 不安が強い患者さんにどう対応する?
PART 4 上手な話の聞き方
CASE 10「あなたに私の気持ちがわかるの?」と言われたら?
〜共感とは:患者さんの気持ちがよくわからないとき〜
CASE 11 「もう死んでしまいたい」と言われたら?
〜希死念慮への対応法〜
PART 5 発達障害やAYA 世代の患者さんへの対応
CASE 12 なんだか話がかみ合わないのはなぜ?
〜発達障害傾向のある患者さんの特性を知ろう〜
CASE 13 高校生の気持ち、わかりますか?
〜思春期特有の心理を知っておこう〜
PART 6 家族や遺族への対応
CASE 14 患者さんと家族の意向が異なるときどうする?
〜一生懸命励ます家族の思いとは〜
CASE 15 子どもの病状を受け入れられない家族にどう対応する?
〜子どもの意向はどうなる?〜
CASE 16 大切な人の死から立ち直れない人に何ができる?
〜遺族のケア〜
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