- 18
- 4.06
急死した旧い友人の故郷、対馬への旅を思い立つ著者。船酔いに耐えつつたどり着いたその対馬は壱岐とともに、古来、日本列島と朝鮮半島の中継点でありつづけた地。海峡往還のなかでこの両島を通り過ぎた、あるいは数奇にもこの地で土に還った、有名無名の人々の人生を思う。政治情勢が帰ることを拒む故国の山影を見いだすため、波涛のかなたに目を凝らす在日朝鮮人の同行者の姿も胸を打つ。
急死した旧い友人の故郷、対馬への旅を思い立つ著者。船酔いに耐えつつたどり着いたその対馬は壱岐とともに、古来、日本列島と朝鮮半島の中継点でありつづけた地。海峡往還のなかでこの両島を通り過ぎた、あるいは数奇にもこの地で土に還った、有名無名の人々の人生を思う。政治情勢が帰ることを拒む故国の山影を見いだすため、波涛のかなたに目を凝らす在日朝鮮人の同行者の姿も胸を打つ。
レビュー(18件)
壱岐・対馬
壱岐、対馬へ旅前に気分を高めるため購入しました。司馬さんが韓国の友人達とそれぞれの思いを持ちながら若かりし頃の回想と共に語られていきます。島の歴史が良く分かります。
教わりました
毎度のことながら、街道シリーズ、教わることが多いです。 日常生活の中で、ほとんど意識することの無かった壱岐対馬、この島の歴史的な存在の大きさを実感しました。 改めて、地図を眺めて、日本の歴史の原点を思うことでした。
全巻読破するぞ~ 街道をゆく(地図)があったらな~
司馬遼太郎さんの物の見方や考え方に共感を覚える方なら一読の価値があると思います
シンプルなデザインがなんと言ってもいいです。また字も大きくなり読みやすくなりました。