- 22
- 4.42
訳者まえがき 第 一 回霊根を孕み源流が出ずること心性を持し大道が生じること 第 二 回妙理を悟り菩提を得たること妖魔を断ち元神に合すること 第 三 回四海も千山も手を拱き伏すこと冥界で十類の名を尽く除くこと 第 四 回弼馬の官など面白からぬこと斉天の名にも満足できぬこと 第 五 回大聖 蟠桃を乱し丹を偸ねること諸神 天宮に反く怪を捉えること 第 六 回観音 会に赴いて原因を問うこと小聖 威を施して大聖を降すこと 第 七 回八卦炉の中より大聖が逃れること五行山の下にて心猿を鎮めること 第 八 回仏陀 経典を造り極楽を伝えること観音 聖旨を奉じ長安に来たること 第 九 回袁守誠 算は妙なるも私心は無きこと老龍王 計は拙にして天条を犯すこと 第 十 回二将軍 宮門にて鬼を鎮ること唐太宗 地府より魂が還ること 訳 注
レビュー(22件)
これからこの長編を読んでみます
香取慎吾の酷い西遊記映画を観て、非常に不愉快になったため、原典はどの様なものだったか確認のために購入しました。
第一巻はそれぞれの登場人物の経緯が記されています。西遊記を何となく知っている人も、ここから始まっているという人は少ないのではないでしょうか? これから全巻長いのですが、文章自体は読みやすく表現されていますので、どんどんと読み進める事ができます。
長編の西遊記を読みたくなった
全10冊だがとても読み易く、訳がかなり笑える。観音様が「なぜぶっ殺した」など発言したりする。また大まかに知っていた内容も細かく出ており新たな発見もでき面白かった。 特に三蔵法師がなぜ天竺に経典を取りに行く理由をこの本で初めて知りました。
あまりにも有名な中国文学。明刊本の全訳。こんなに長い話だとは知らなかった。10巻に解説を収録。
香取慎吾の西遊記をテレビで見て原作は どういう内容だろうと思い読み始めました。 文中に出てくる詩などが読みにくいのですが 訳がおもしろく登場する観音様などの天界の 神様(?)達が人間味があって良いです。