ドイツ南部を流れるドナウ川の源流や上流域には保存条件にめぐまれた遺跡が集中する。ネアンデルタール人の旧石器時代から、ケルト人が現れた鉄器時代を経てローマによる支配に至るまでの遺跡を探訪。ドナウ川を遡上した人類が、音楽や彫像などの創造的文化を達成する過程を追究する。日独の比較を通じ、環境・遺跡保護の問題についても解説。
ドナウ川と考古学ープロローグ
氷河時代狩猟民の生活世界ー旧石器時代の人びとー
氷河時代のドナウ川源流域の景観は
ドナウ川上流域のネアンデルタール人
新人(ホモ・サピエンス)の出現
技術の複合的な革新
象徴性に富む文化の創造
後氷期と有畜農耕民の出現ー中石器・新石器時代ー
ドナウ川上流域の中石器時代
環境と人類活動
農耕民と狩猟民
ドナウ川上流域の新石器時代の特徴
青銅器・鉄器時代からローマによる支配まで
青銅器時代
ローマ以前の鉄器時代
ドナウ川上流域がローマの支配下に
埋蔵記念物の保護とその広がり
ドイツの特徴ある保護制度と保護法
環境・記念物保護と観光の質
共通性と違いとの対話ーエピローグ
あとがき
引用文献
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