司馬遷の生きた西暦前二世紀の後半期は、中国民族の最初の大発展期であった。
専制君主武帝のたび重なる征服戦争は、国家経済を破壊し、民衆の生活を極度に圧迫した。
この国家の栄光と民衆の苦難との矛盾は、そのまま『史記』のなかに現れている。
本書は、司馬遷の生涯と『史記』の精神を描くことによって、歴史とは何か、人はいかに生きるべきかという問題を考えてみようとしたものである。
目次(内容と構成)
はじめに
1 ひとつの青春
2 天下漫遊
3 権力の世界
4 歴史家の誕生
5 憤りを発して
むすび
年譜
参考文献
さくいん
レビュー(0件)