近現代ヨーロッパ世界の歴史的諸相を人の移動に着目して概観し、ヨーロッパの社会と文化の特質を考察する。戦争による兵士の移動や移住など、人は古くから様々な移動を経験してきたが、ヨーロッパ世界では近代化・工業化を通じて新たな移動形態が登場し、それが世界史の展開に大きな影響を及ぼした。本書では、人の移動の新しい様相を具体的に紹介しながら、近現代ヨーロッパの歴史的展開の特徴について考え、歴史的思考をはぐくむことを目標とする。
1.序論:人の移動から見る近現代ヨーロッパ史 2.フランス革命とナポレオンの時代ーカリブ海の植民地から 3.工業化と都市化 4.ウィーン体制と1848年革命 5.イタリアとドイツの統一 6.移民の世紀 7.帝国支配と人の移動ーイギリス帝国を事例として 8.世紀末文化と人の移動ーパリとウィーン 9.国境を越える連帯の模索 10.第一次世界大戦とロシア革命 11.ファシズム 12.第二次世界大戦と冷戦 13.社会主義体制下のヨーロッパ 14.ヨーロッパ統合 15.冷戦の終結とソ連の終焉
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