現代アートを司るのは、いったい誰なのか?世界的企業のトップや王族などのスーパーコレクター、暗躍するギャラリスト、資本主義と微妙な距離を保つキュレーター、存在感を失いつつも反撃を試みる理論家、そして新たな世界秩序に挑むアーティストたち…。日本からはなかなか見えてこない、グローバル社会における現代アートの常識=本当の姿を描きつつ、なぜアートがこのような表現に至ったのか、そしてこれからのアートがどのように変貌してゆくのかを、本書は問う。さらに、これら現代アートの「動機」をチャート化した「現代アート採点法」によって、「難解」と思われがちなアート作品が目からウロコにわかりはじめるだろう。アートジャーナリズムの第一人者による、まったく新しい現代アート入門。
レビュー(20件)
特殊なエコシステム
「現代アート」という特殊なエコシステムができあがって、自己完結してしまっていることを、この書籍によって垣間見ることができた。逆説的に言えば、一般人から急速に乖離していく様が、浮かび上がってくる。そういう意味で、たいへん興味深い書籍であると言うことができる。類似した道を先にたどった現代音楽は、既に終わってしまっているが。。。。。。