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「僕が跳びはねている時、気持ちは空に向かっています。空に吸い込まれてしまいたい思いが、僕の心を揺さぶるのです」(本文より) 人との会話が困難で気持ちを伝えることができない自閉症者の心の声を、著者が13歳の時に記した本書。障害を個性に変えて生きる純粋でひたむきな言葉 は、当事者や家族だけでなく、海をも越えて人々に希望と感動をもたらした。世界的ベストセラーとなり、NHKドキュメンタリー「君が僕の息子について教えてくれたこと」でも放映された話題作、待望の文庫化! デイヴィッド・ミッチェル(英語版翻訳者)による寄稿を収録。 はじめに 第一章 言葉について 口から出てくる不思議な音 筆談とは何ですか?/大きな声はなぜ出るのですか?/いつも同じことを尋ねるのはなぜですか? 他 第二章 対人関係について コミュニケーションとりたいけれど…… どうして目を見て話さないのですか?/自閉症の人は手をつなぐのが嫌いですか?/みんなといるよりひとりが好きなのですか? 他 第三章 感覚の違いについて ちょっと不思議な感じ方。なにが違うの? 跳びはねるのはなぜですか?/空中に字を書くのはなぜですか?/自閉症の人はどうして耳をふさぐのですか、うるさいときにふさぐのですか? 他 第四章 興味・関心について 好き嫌いってあるのかな? 色んな物を回しているのはなぜですか?/手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?/ミニカーやブロックを一列に並べるのは、なぜですか? 他 第五章 活動について どうしてそんなことするの? すぐにどこかに行ってしまうのはなぜですか?/すぐに迷子になってしまうのはなぜですか?/どうして家を出て行くのですか? (Q&A 全58項目) 短篇小説 側にいるから 文庫版あとがき 解説にかえて(デイヴィッド・ミッチェル)
レビュー(154件)
テレビで見て
東田さん親子をテレビで見て知りました 本を出していることを知って読みたいと思いました 私たちが普段考えてることとかわらないのだと思いました 自閉症について理解が深まりました
とても良かったです
障害福祉の現場に勤めていて、職場の方に勧められ、自閉症の子の気持ちが少しでも理解することが出来れば…と思い購入しました。 うまく表現してあり、そうなんだ…とすっと心に入ってきます。 今まで理解してあげられなかったこともありますが、これを読んでうまく関わりを持てることが出来たらいいなと思いました。 色んな人に読んでほしいです。
自閉症の子の気持ちがわかりたくて購入しました。怒っても注意しても効果がなく、どうしても激しく怒ってしまいます。彼の考え方、感じ方を知れるような気がします。彼への接し方、親の考え方も改めてくれる良い本だと思います。
読んでとても感動しました 素敵な内容の本です
とても勉強になります。読みやすいですいし。