茶碗の水に映る麗しき若衆の顔、うつろ船に乗って流れ着いた異国の女、天狗に攫われ空を飛んだ少年、厠のなかで火の玉を手玉に遊ぶ少女、夜ごとひそかに訪ね来る謎の美女の正体は…。江戸の書物には、不思議な出来事、妖しい物語、身の毛もよだつ怖い話が数多く遺されている。有名な根岸鎮衛『耳嚢』や、曲亭馬琴らの編んだ『兎園小説』をはじめ、『西鶴諸国はなし』『新著聞集』『伽婢子』『雲根志』『諸国百物語』『宿直草』などから、奇にして怪なる物語百八十余篇を選りすぐり、一冊に集成する。絢爛華麗な現代語訳により、いにしえの妖しく美しく怖ろしい世界がよみがえる。
レビュー(6件)
夏の読書にはぴったりの内容。とにかく話の数が多いです。ピンキリですが、面白い話もたくさんあります。
小さい。。
ちゃんと確認しなかった自分が悪いと思うけど、あまりにも字が小さくて 読みずらい。。天気の良い日中の時間があるときに読んでます。 こんな伝説みたいな話もあるんだ~と思うお話も多々あります。
返本本が送られてきた
まだ発行から7か月位しか経ってないから大丈夫かなと注文。またしてもやってきました返本品。小口等研磨しまくりでけばだってまんがな。B○○K O○○で買ったみたいな品質でした。