「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」という著者が、当時の気持ちを丁寧に振り返ります。
ひとりの子どもが「物語」と出会うとき、その内面でなにが生まれるのか。子どもと本をつなぐためのヒントが詰まった、ブックガイドにもなるエッセイ集です。
はじめに
冒険のはじまりはぬかりなくーーエルマーのぼうけん
みんなのあおぞらようちえんーーおおきな おおきな おいも
いつでも遊びに行ける場所ーーおひさま はらっぱ
「悪い子」だからこそ愛おしいーーきかんぼのちいちゃいいもうと
見守られている安心感ーーこぐまのくまくん
大切なものはずっとそばにあるーージェインのもうふ
モヤモヤした感情の心強い代弁者ーーちいさいモモちゃん
にんまり余韻に浸るーーどろんここぶた
「わたし、ちゃんと最後まで読めたよ」--はじめてのキャンプ
紙とクレヨンがあったら、なにつくる?--ももいろのきりん
のんびり、ぽわぽわ へなそうるワールドーーもりのへなそうる
ごっこ遊びの天才ーーロージーちゃんのひみつ
いつだって「これが私!」--ロッタちゃんのひっこし
こんなのあり? 型やぶりなヒーローーーロボット・カミイ
姉妹っていいな!--雪の森のリサベット
「いまの自分」を映す存在ーー百まいのドレス
*コラム*
読んでもらう楽しさ、自分で読む楽しみ
みんなと一緒に読んでもらうこと
本とごっこ遊びの関係
もう手に入らない本のこと
*対談*
どんな本が好きだった?
ななちゃん×越高綾乃
レビュー(4件)
長野県松本市にある児童書専門店「ちいさいおうち書店」の一人娘である著者が、幼少期に読み聞かせてもらったり、自分で読んだりして感じた当時の気持ちを思い出しながら選んだ幼年童話16冊を紹介。「幼年童話に慣れ親しんだことが、長い読み物を読むためのステップになっていた」という著者。本書に掲載されているお話一つ一つを紹介する中で、当時の気持ちを丁寧に振り返っています。掲載されている幼年童話は『エルマーのぼうけん』『ジェインのもうふ』『ロッタちゃんのひっこし』など名作揃い。 たまに一人で本を読んだり、音読をする姿が見られるようになってきた娘。娘が4歳になった頃から少しずつ幼年童話も買うようにしてきましたが、そろそろ本格的に揃え始めた方がいいかも…と思い、勉強のために購入しました。著者が子供時代に読んで感じたことを丁寧に思い起こして書かれているので、どの本も魅力的です。さっそく少しずつ買い集め始めました。