本書は企業金融論に関する著者の研究をまとめたものである。本書の取り上げた分野は、企業金融論の中でも最も伝統的なテーマである資本構成の理論を中心としている。企業金融論の本格的な理論の発祥であるModigliani-Millerの古典的な命題(MM命題)から、最近盛んな契約理論に基づく諸議論まで、この40年間の資本構成に関する理論の展開過程を一通り網羅している。今日の観点から重要と思われるトピックスをある程度取捨選択し、取り上げられたテーマ各々についてできる限り理論モデルを構築してみることで、その本質的に重要な点や問題点を明らかにしようと試みている。
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