サルバドール・ダリ。20世紀の画家の中でとりわけ異彩を放つスペイン絵画の鬼才。
生涯演じつづけた異端の人はいったい何をしようとしていたのか? 演じることのみによって新しい創造世界が生まれるのか? こう問いかけながら、旅はマドリードからカタルーニャ地方へとつづく。フィゲラスで過ごした少年時代からシュルレアリストたちとの交流。さらに最愛の妻であり創作の源であったガラとの出逢い。そして富と名誉を手に入れながらも悲劇が訪れる晩年。その奇抜な作品群と数奇な運命を辿る。読んで旅するビジュアル読本、迫力のオールカラー文庫化第2巻。
レビュー(4件)
ダリという人。
学生の頃の美術の教科書に載っていた時計が「ぐにゃ」と曲がったように描かれている絵。私はこの絵の印象からちょっとダリの絵には苦手意識を持ち始め、知名度が高いとはいえ ダリの絵に興味を持つことはありませんでした。が、これに続く前編を読んだのがきっかけでダリを読むことになったのですが、ダリの生き方と絵を照らし合わせるといろいろなことが見えてきました。ダリの人生劇場は絵をたどっていくことでだいたい理解できました。このダリと言う人は亡くなった後も永遠に生き続けているようです。第3編も楽しみです。