この執着は、文学にかーーそれともお前の才能にか。
この時、真ッ黒な墨を選んだのが、私の長い長い奈落の始まりでした。時は大正。小説家を志すも筆を折った烏丸すばるは、借金取りから追われる人生に嫌気がさし、練炭自殺を為そうと隣家に火鉢を借りに行く。しかし、隣家はまさに若き小説家たちによる同人誌の締め切り前の執筆の渦中。主催者は若手作家の星・柳楽幻歩。この、見目麗しく才能に満ち満ちた悪魔のような男に見つかったところから、すばるの奈落への道がひらけていく……。「烏丸…自分、物書きやろ。書け。--ペンで僕を殺してみろ」
レビュー(4件)
男性小説家たちのライバル心と恋愛心を、すごく耽美に描いているなと感じました。時代背景の独特な時期のニュアンスも、現代とは違う感情表現もあわさって、なんだか少し高尚な作品を読むような気持ちにもなりましたね。
チェリまほの豊田悠先生の新連載。 登場人物は、安達と黒沢になんとなく似てると思いましたが、 内容は全然違います。また、続きを読んでいきたいです。