義経必死の腰越状も、兄頼朝の勘気を解く手だてにはならなかった。義経斬るべしの声は、鎌倉方の決意となってゆく。そして堀川夜討ちは、両者決裂の烽火であった。頼朝は大軍を率いて黄瀬川に布陣。運命の皮肉と言おうか、あのとき手を取り合った弟を討つための夜営になろうとは!この日から義経は失墜の道を歩む。波荒し大物の浦、白魔に狂う吉野山。悲劇は義経1人にとどまらない……。 時の流れが、頼朝・義経兄弟の溝を深くする。義経必死の腰越状も、頼朝の勘気をとく手だてにはならなかった。義経斬るべしの声は、鎌倉方の決意になってゆく。そして堀川夜討ちは両者決裂の烽火であった。
レビュー(9件)
吉川英治さんの作品は読みごたえがあり、とても大好きです。最後に新平家物語をもってきました。楽しく読んでいきたいと思います。
いよいよ大団円
義経の段なので読むのがつらくて・・・・・・・・・・ ・・・
読書の休日
これで完読。 長いようで、いつの間にか全部買っていしまった。