〈後書より〉読者に寄す ─ ジゃン苦本発刊に際して ─ 洪 経世真理は名声を自ら欲し芸術も名声を自ら望む。大衆を愚ならしめるために出版界が閉鎖的であり今や出版と自由とを特権階級の独占より奪い返すことは大衆の切実なる要求である。ジゃン苦本はその要求があったわけではないがオンデマンド出版方式と言う21世紀の主流になるであろう出版方式のおかげで生まれた。オンデマンド出版方式は生命ある不朽の書を出版社のブロックをかいくぐり世間に広め作家の化けの皮を剥ぐであろう。最近は印刷製本価格が下がり出版経費が安くなった。巷には本が溢れている。その広告宣伝の狂態はいいとしても、まるでその言葉が自分の所有物であるかのように著作権を主張するツラの皮の厚さはどうか。言葉は本質的にパブリックドメインであり空気と同じ公共のものである。呆れるのは自分はどこかから盗んでおきながらバレない事を良い事に自分のオリジナルであるかのように著作権を主張する輩である。オリジナルと言うのなら人類史上初めて己がその言葉を使った事を証明してみよ。因みにこの文章は岩波文庫の最後に書いてある岩波茂雄さんの「読書子に寄す」をマネしようとしたものであるが途中で面倒臭くなりたぶんぜんぜん違う文章になっているはずです。令和元年七月 ※この本はオンデマンド出版方式による出版なので本の価格が通常の倍くらいになっておりますが、それはプロデューサーが欲張りなのではなく、オンデマンド出版方式を提供している企業の規定により1970円以下の設定にできないので、2000円となりました事をご了承ください。
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