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日本の仏教はさまざまな宗派に分かれており教義や実践方法が大きく異なる。にもかかわらず多くの人、とくに地方から都会に出て菩提寺とのつきあいを絶った人は関心を持たない。だが親や親戚の葬儀を営む段になって途端に宗派を気にするようになる。家の宗旨に合った僧侶を導師として呼ばねばならないからだ。そこで初めて「うちは○○宗だったのか」と知る。そもそも宗派とは何か。歴史上どのように生まれたのか。本書は、日本の主な仏教宗派を取り上げ、その特徴、宗祖の思想、教団の歩み、さらに他宗派との関係、社会的影響をわかりやすく解説した。
レビュー(69件)
参考になりました。ありがとうございました。
タイトルが内容を表していない
島田さんの新書はタイトルと内容が乖離しすぎと思います。内容は入門書としては最適だと思うのですが・・・タイトルを再考すべきです。
「日本仏教史概略」とでもサブタイトルを付けたほうがいいような内容。面白かったけれどね。南都六宗から天台・真言→鎌倉仏教とつながる流れを分かりやすく解説してくれる。
意外に知らない日本の宗教
小さい時から仏教や神道は何かにつけて触れており、あまり考えもせず逆にキリスト教あたりに興味を持ったりするのですが、よくよく考えると日本の宗教が良く分かっていない事が多い事に気付きました。単なるノウハウ本ではないのが良かったです。もう少しいろいろな方面から勉強してみようという気持ちです。
流れ
自然な流れで 嫁に来た家が浄土真宗!それだけという ある意味自然な流れで 流れのまま あるがまま 信仰熱心ではないかもしれませんが、お世話になっていることは確かなことです。 ルーツは概ね心得ております。 難しいことが苦手な私が最初にこの派に対するイメージは 「シンプル」です。 一方 育った実家の檀家さんは 日蓮の系統でした。ごくごく普通に・・でした。 お葬式なども わりと豪華にやっていたと思います。 なので最終的に価値観というところに来るのだと思っております。 どれが良いなどの優劣は難しいです。 でも、嫁ぐことで自然な流れで 浄土真宗なわけだから 有難く拝読させて頂きます。 因みに・・・こんなお話なんですが 葬儀のときのかかる費用は浄土宗は安かったです。 祭壇なんかもド・シンプル。(ベーシックな感じ) 節電節約志向の方には 「こりゃ~いいわ」と思える方もいらっしゃるのかも。 戒名(浄土真宗では戒名と言わないらしい)この値段も桁がひとつ安かった気がします。 とにかく色んな節目でかかる経費などが安いのに驚きました。 これにより 「庶民的」と思っております。 ハイ、私はバリバリ庶民的です。^^ 最終的には価値観ですかね。あとは地元の空気で ○○宗が多いとか そういう流れもあるので他を否定はしないです。丁寧というメリットもあるわけですし。