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100パーセントの恋人たちへーー村上春樹と台湾の画家が描く瑞々しい世界。世界中の読者に愛される初期短編の表題作と「鏡」。二つの超人気短編が、瀟洒なピクチャー・ブックに! 物語は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わるーーある朝、原宿の裏通りで少年と少女が偶然出会い、恋に落ちる。しかし二人の運命は……。若手画家と短編の村上ワールドが心地よく響き合う美しい一冊。
100パーセントの恋人たちへーー村上春樹と台湾の画家が描く瑞々しい世界。世界中の読者に愛される初期短編の表題作と「鏡」。二つの超人気短編が、瀟洒なピクチャー・ブックに! 物語は「昔々」で始まり、「悲しい話だと思いませんか」で終わるーーある朝、原宿の裏通りで少年と少女が偶然出会い、恋に落ちる。しかし二人の運命は……。若手画家と短編の村上ワールドが心地よく響き合う美しい一冊。
レビュー(19件)
良いのです
昔から村上春樹好きなので、手元に置けて嬉しくなります。本棚が豊かになります。
一生ものの一冊
小説やエッセイなどを30年以上日常的に読み漁ってきたが、村上春樹の作品は、若い頃に長編を一冊読みかけただけで、なんとなく手に取ることがなかった。今朝、ラジオでこの本が紹介されていて、ピクチャーブックということも興味を惹き、なんとなく購入した。 なんという素敵な一冊なんだろう。何度も何度も読み返してしまった。人生においての「心残り」がこれほど印象深く描かれた文章には出会ったことがない。自分の人生にも想い出としていくらでもある「心残り」。あの時の寂しいような悲しいような切ないような愛おしいような懐かしいような悔しいような複雑な感情が、あの時のまま押し寄せてくる。 さらに、絵はただの「挿絵」ではない。原宿の空気や臭いまで抱えた頭の中の映像がそのまま素直に描かれている。何度も何度も読み返しているうちに登場人物の「感覚」まで感じることができる。 この本は一生心に残ると思う。 友人や子ども達へのプレゼントにも最適だと思う。
100%の出来映え
とにかくイラストが素晴らしい。 このイラストで読む作品には新しい発見があります。