【輸入盤】クラヴサン曲集 シモーネ・ピエリーニ(チェンバロ)
フランス・バロック後期の華麗で堂々とした作品集
シャルル・ドゥ・マルス:クラヴサン曲集
シモーネ・ピエリーニ(チェンバロ)
フランス・バロック後期の作曲家、シャルル・ドゥ・マルス(1702-1774)は、ブルターニュ随一のヴァンヌ大聖堂(建物全長110メートル、礼拝堂×10)で、オルガン奏者を46年間に渡って務めた人物。ときおり外部でも仕事をしており、1735年にはこのCDに収録されたクラヴサン曲集をパリで出版しています。作風はバロック後期の華麗さと厚い音が印象的なもので、堂々と押し出しの良いサウンドが作曲家の自信をあらわしているかのようです。
演奏は初期鍵盤楽器音楽の研究・演奏に積極的に取り組むシモーネ・ピエリーニ。使用楽器はジューリオ・フラティーニが2014年に製作したミートケ・モデルで、ピッチはA=392Hz。今回も切れの良い技巧により、作品の可能性を表現力豊かに引き出す一方で、ブックレット(英文・8ページ)の解説もおこなうなど最良の紹介手腕を披露しています。
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楽器情報ミートケ・モデル「バッハ・チェンバロ」でも知られる北ドイツのチェンバロ製作者ミヒャエル・ミートケ[c.1656-1719]の楽器を参考に2014年に製作されたチェンバロを使用。製作者のジューリオ・フラティーニは、イタリア中部のフェルモに2008年から工房を構える人物で、これまでに数多くのチェンバロやフォルテピアノ、オルガンの製作・修復をおこなっています。
演奏家情報シモーネ・ピエリーニ(フォルテピアノ)1996年、ローマで誕生。フル・ネームは、シモーネ・エル・ウーフィル・ピエリーニ。8歳でピアノを始め、18歳で高校を卒業後、ローマ聖チェチーリア音楽院でマウラ・パンシーニに師事してピアノのディプロマを取得。その後、フィエーゾレ音楽院でエリソ・ヴィルサラーゼに師事し、ボリス・ベルマン、ニコライ・デミジェンコ、パーヴェル・ギリロフらのマスタークラスにも参加。
その後、アレクセイ・リュビモフ、アンドレアス・シュタイアー、トビアス・コッホ、コスタンティーノ・マストロプリミアーノ、ステファノ・フィウッツィの講座やマスタークラスに参加したほか、FIMA(イタリア古楽財団)で、アンドレア・コーエンにチェンバロと歴史的鍵盤楽器奏法を、ジョヴァンニ・トーニに通奏低音を師事。
CDは、Brilliant Classicsからジェルヴェ=フランソワ・クープランの鍵盤楽器作品集(フランス革命恐怖政治終焉後の過激な自由を描写した「レザンコヤブル」と「レ・メルヴェイユーズ」も収録した注目の録音。「クープラン・ダイナスティ」に収録)、エレーヌ・モンジュルー:ピアノ・ソナタ全集、ケルビーニ:フォルテピアノ・ソナタ集、ティナッツォリ:鍵盤楽器作品全集、テッサリーニ:アレッタメント集、Da Vinci Classicsからメンデルスゾーン:ヴァイオリンとフォルテピアノのためのソナタ全集がリリース。
トラックリスト (収録作品と演奏家)CD 70'13
シャルル・ド・マルス (1702-1774)
第1組曲
1. プレリュード 1'29
2. アルマンド 5'10
3. クーラント 2'36
4. ロンドー 4'44
5. ヴィヴマン 2'54
第2組曲
6. プレリュード.レジェレマン 1'19
7. アルマンド 4'32
8. クーラント 3'04
9. バディナージュ - ロンドー 3'29
10. サラバンド 3'17
11. ジーグ 1'49
第3組曲
12. プレリュード 2'25
13. アルマンド 3'30
14. クーラント 1'45
15. 少し活発に、そしてとてもなめらかに 3'19
16. 第1エア.ロンドー 2'31
17. 第2エア.ロンドー 2'4
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