従来の日本文学における〈時間〉〈作品〉〈作家〉の概念を根底から解体し、民俗学的国文学研究として、特異な分野を拓いた折口信夫。その国文学の〈発生とその展開〉に関する、和歌史を主題とした具体論にして各論。「女房文学から隠者文学へ」「万葉びとの生活」「古代民謡の研究」など、古代と近代との対立と融合をめざした、折口万葉論の集大成ともいえる13篇を収録。貴重な全巻「総索引」付き。解説・長谷川政春/安藤礼二
短歌本質成立の時代ー万葉集以後の歌風の見わたし
女房文学から隠者文学へー後期王朝文学史
万葉びとの生活
万葉集の解題
万葉集のなり立ち
万葉集研究
叙景詩の発生
古代生活に見えた恋愛
古代民謡の研究
その外輪に沿うて
日本書と日本紀と
相聞の発達
日本文章の発想法の起こり
お伽草子の一考察
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