高齢者ケア施設は、入居者の“生活の場”であり、そこでは“生活”をベースに入居者の思いに沿った看護が展開されています。
本書は、この高齢者ケア施設に新たに入職した新任期看護師を、施設の教育指導者がどのようにして育成していくかを、[意思決定支援][疼痛][せん妄][介護拒否][帰宅願望][低血糖][看取りケアプラン]などの13のシーンで解説しています。
そして、その内容は病院でも在宅でも活用できる、まさに「高齢者看護のエッセンス」となっています。
第1章〈総論〉「高齢者看護の実践能力」を育成する教育支援の方法とは
第2章〈解説〉5つのテーマで理解する高齢者看護の実践能力
Theme1 倫理的に優れたケアをチームで実践する
1-1[意思決定支援]高齢者の治療選択に関する意思決定を支える
1-2[転倒予防]高齢者の意思を尊重することで転倒予防につなぐ
Theme2 老年症候群の苦痛を緩和する日常生活援助
2-1[かゆみ]高齢者の「かゆみによる苦痛」を緩和する
2-2[疼痛]丁寧な日常生活援助で高齢者の「疼痛」を緩和する
2-3[難聴]難聴のある高齢者の意思を尊重するコミュニケーションをとる
2-4[せん妄]アセスメントで「せん妄」を予測して必要な治療につなぐ
2-5[睡眠障害(不眠)]不眠を生活全体の中で包括的に捉えて「眠れない」苦痛をケアする
Theme3 認知症の生活機能障害に応じた日常生活援助
3-1[入浴への抵抗]入浴習慣や認知機能に配慮したケアで心地よい入浴に導く
3-2[「帰りたい」願い]包括的なアセスメントで「帰りたい」という思いの理解を深める
Theme4 心身の変化を早期に捉えたケア
4-1[低血糖]見逃されやすい「低血糖」をアセスメントして早期に対応する
4-2[イレウス]疾患を予測して異常の早期発見と対応につなぐ
Theme5 安楽で安寧な看取りに向けたケア
5-1[看取りケアプラン]死と向き合う家族の不安を受け止め、意向を尊重した看取りを実現する
5-2[看取り後]「看取り」の経験を共に振り返る
レビュー(0件)