堂々完結!
英雄フウガの築いた時代は終焉を迎え、国王ソーマが中心となって南の世界は再分割された。
人々が南半球で平和を謳歌し、北の世界で刺激的な冒険を楽しむ新時代、礎となったソーマたちの生活は、喜びと驚きに満ちていて……!
「私と、結婚してください!」
「へ、陛下!?」
パルナム城にてプロポーズ大作戦が敢行されたかと思えば、ソーマと“彼女”の間に待望の赤子が産まれたり……
フリードニア王国は本日も平和なり!
そして、異世界召喚された先で家族を得たソーマの唯一の心残りとはーー!?
革新的な異世界内政ファンタジー、幸せで満たされる堂々完結の第20巻!
レビュー(2件)
ソウマも退位。時間の経過が感じられる。妃たちも全員懐妊したようで目出度い。物語のなかでカウラだけが待遇に問題があるように感じていたが納得の結末で安心した。
・収まるべきものが収まっての、本編完結の後日譚巻。主要人物たちのラブコメ回。題名で「現実主義」をうたうわりに、国家間の友好的かつ緩やかな連携の結末には、やや理想主義的な感じもする。ただ、『君主論』のいう、「残虐」を読まされるよりはよほど良い ・ラブコメに比べると、平和な世界での交通網整備、旅行産業育成の割合が少なかったのには物足りぬ。これらを、「観光公害」の対策を含めて、もっと掘り下げてほしかった。とはいえ、『現国』の世界では、旅行産業は芽吹いたばかりだし、現実世界なら中南米の多くの国の公用語がスペイン語であるように、国が違っても言語が異なるわけではないので、そこまで心配する必要はないかもしれないが。 ・登場人物が多過ぎて、作者の筆力をしても分かりづらい。同時発売の短編集の登場人物一覧が必要。 ・政治から離れた、「旧人類学者」としてのソーマの活躍ぶりも見てみたい。「第二部」として書いてくれないか?