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由美子は久しぶりに会ったいとこの昇一と旅に出る。魔女だった母からかけられた呪いを解くために。両親の過去にまつわる忌まわしい記憶と、自分の存在を揺るがす真実と向き合うために。著者が自らの死生観を注ぎ込み、たとえ救いがなくてもきれいな感情を失わずに生きる一人の女の子を描く。暗い世界に小さな光をともす物語。
由美子は久しぶりに会ったいとこの昇一と旅に出る。魔女だった母からかけられた呪いを解くために。両親の過去にまつわる忌まわしい記憶と、自分の存在を揺るがす真実と向き合うために。著者が自らの死生観を注ぎ込み、たとえ救いがなくてもきれいな感情を失わずに生きる一人の女の子を描く。暗い世界に小さな光をともす物語。
レビュー(117件)
最後がどんでん返しで、読んでいてびっくりしましたが ばななさんワールドで楽しめました
くやしい
なんとなく途中からそうかなとは思っていたけど、最後は悔しかったです 読み終わった後はこういうお別れの仕方もステキだなぁとしんみりしました いろんなお別れの仕方があるんですね
あれれ、そうなの!?なオチでした それでもちゃんと救いのあるストーリーなので読後にもやもや…なんてことはありません
ついつい買ってしまう作家さんの一人。静かなお話でした。
感動しました。
よしもとばななさんの本は大好きで、たぶん小説はすべてエッセイなどもほぼ読んでいます。 この作品、あらすじやレビューを見ずに読んだのですが、最後のあたりで自分が想像していなかったようなことがわかり、すごく衝撃を受け、涙があふれました。 今までの作品もいいですが、これはとても好きな作品です。