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ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見たーこの文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり…。
ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見たーこの文学史に残る神秘的な一文で始まる、ゴシックロマンの金字塔、待望の新訳。海難事故で妻を亡くした貴族のマキシムに出会い、後妻に迎えられたわたし。だが彼の優雅な邸宅マンダレーには、美貌の先妻レベッカの存在感が色濃く遺されていた。彼女を慕う家政婦頭には敵意の視線を向けられ、わたしは不安と嫉妬に苛まれるようになり…。
レビュー(45件)
イギリスBBC放送のアガサクリスティシリーズやシャーロック好きのかたにはぜひ読んでほしい!この作品が生まれたころから時間はちょっと経過しましたが、時代のながれが早すぎて、昔の訳のままだと、おそらくぴんとこない印象がうまれたかもしれません。でも、今の時代にあったよい翻訳のおかげで、登場人物がリアルにいきいきと頭のなかで動いています。ああ~、読めば読むほど残りがすくなくなるのが嫌。だからわざとゆっくりゆっくり読んでいます。BBCは、この作品、マキシム役をベネディクト・カンバーバッチでリメイクしてくれないかなあ~。
イギリスの古典小説
イギリスの古典小説です。当時の背景がわかります。 主人公は、やたらと悲観的に妄想する癖がある人なのですが、現実世界でもこのような人はいるので、ある意味参考になります。 読み物としても純粋に楽しめました。
ちょっと本を読もうかと
久しぶりに小説を買いました。 まえから読んでみたかった本なので。 ただ続くかわからなかったので、上巻だけ買いましたが、 思っていたより早く読めて、これから下巻を注文します。
「わたし」という一人称で語られる作品として、始めて読んだ作品だったと思います。今回新訳ということで、改めて読んでみたいと思いました。 それにしてもこの「わたし」の名前、一度も語られないなんて驚きです。語りが一人称であっても、会話の相手が呼びかけたりして、だいたい名前は分かるものなのに、夫はきみ、他の人はミセス・デ・ウィンターで、謎のままです。