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五歳の子どもに、三十歳のビジネスマンのような生き方はできない。しかし「五歳児の大人」は、何の責任も負うことなくチヤホヤされていたいと願いながらも、「大人として」生きなければならないのだ。大人になりきれない人にとって、自信もなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら過ごす日常は辛い。それに振り回されるまわりの人もまた、辛いはずだ。▼本書は、大人のフリに疲れた人の困った言動とその原因を分析し、今より心豊かに、人に優しく、満足感をもって生きるための方法を、自身も「五歳児の大人だった」という著者が説き明かす。彼らを上司や同僚、家族や友人に持ってしまった人たちにも役立つ心理学。▼「最近の日本の親は五歳児の大人が多い」「五歳児の大人を救う3つの条件」「幼稚さを認める勇気を持とう」など、現代社会の問題点や問題解決のための具体的アドバイスを満載した人生論。▼『「五歳児の大人」とそのまわりの人のための心理学』を改題。
レビュー(76件)
今の世の中にモヤモヤしている人は読んだ方がいいです。そのモヤモヤが解消できるかもしれません。
自分にも当てはまる部分があるかも…そんな事を感じながら読み終えました。私の母も、大人になりきれない人だったように思います。5歳の子どもが、子どもを育てていたのですね。厳しくて、感謝の気持ちを持たない、何事も悪いのは他人のせいだと、他人への恨みでいっぱいの人でしたから。どうにかして、気持ちを楽にしてあげたかったのですが…。これまでにも加藤先生の本を多く読んでいますが、今回は論文調?なのか、同じフレーズが並んで、少し読みづらかったので、ところどころ流した箇所もありましたが、大人になりきれていない人に薦めたい一冊。気持ちを楽にして、皆で幸せになりたいものです。
目からうろこ
本屋でパラパラと見た時に、人間関係がうまくいかない知り合いに性格がドンピシャだったので、思わず購入。彼の今の性格は生まれ育った境遇が影響し、本人も苦しんでいる可能性があること、目からうろこでした。相手の目線に立って考えられるようになったので、星4つ。マイナス1つは、後半がしつこい感じになってきて、結局どうしたらいいのか、解決策が書かれていなかったため、本人が読んでも救いは無いかもしれない。という点でマイナスにしました。
スイスイ読める
1つのことを、 様々な角度から 説いている感じです。 難しい内容ではないので 読みやすいですが 結論を急ぐ方には不向きかもしれません。
PHP
PHP文庫の本は、結構前から読んでいます。 無作為に選ぶこともありますし、作者から選んだりも あります。周囲の人間関係で、参考になればと 思いました・・・・。打破までとは、なかなかですねー。