本書前半は、編者による市川健夫の地理学の考察。市川の指導を受け、調査行や野外巡検に同行した経験や自身の研究(平地林・里山)をまとめていく歩みをたどりながら、市川地理学の手法を描きだしていく。本書後半は、現代の農山村地理学11編の論集。戦後の伝統的な地理学から現代の地理学研究まで、農山村地理学の学説史を学べる1冊
はしがき(犬井 正)
序章 市川地理学との対話ー 市川健夫の地理学一九七五年〜二〇一六年ー(犬井 正)
第1章 赤城山北西麓S農場の輸送園芸農業における水平的分業システム(菊地俊夫)
第2章 入会林野の観光的利用の展開ー蓼科高原白樺湖の事例ー(池 俊介)
第3章 スキー場と日本の農山村(呉羽正昭)
第4章 戦後開拓地を再考する(北崎幸之助)
第5章 日本における小型鳥類の狩猟(山本 充)
第6章 田んぼダムの治水効果と生物多様性(大竹伸郎)
第7章 六次産業化による農村地域の内発的発展(高柳長直)
第8章 農と食と地域を結ぶ都市農業(宮地忠幸)
第9章 埼玉の食の名産 せんべいとうどん(秋本弘章)
第10章 鴇色に染まった佐渡(中島明夫)
第11章 日本農村の変化とまちおこし(小原規宏)
あとがき(秋本弘章・北崎幸之助・大竹伸郎)
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