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大不況下でも図抜けた身代を誇る札差のドン・伊勢屋を陥れようと、悪い噂を江戸中に流しているのは果たして誰なのか。仕掛けられた罠、謎、そして伊勢屋の豪快な意趣返し。極上の茶の香りにのせ茶室で展開される商人たちのかけひきに喜八郎はどう動くのか。秀弥との恋の行方も気になる大人気シリーズ第3弾。 解説・末國善己
大不況下でも図抜けた身代を誇る札差のドン・伊勢屋を陥れようと、悪い噂を江戸中に流しているのは果たして誰なのか。仕掛けられた罠、謎、そして伊勢屋の豪快な意趣返し。極上の茶の香りにのせ茶室で展開される商人たちのかけひきに喜八郎はどう動くのか。秀弥との恋の行方も気になる大人気シリーズ第3弾。 解説・末國善己
レビュー(19件)
これがデビューシリーズ
このシリーズが、山本一力氏のデビューシリーズとは知りませんでした。「損料屋」というのは生活用品のレンタルショップみたいな商売のことのようです、時代は江戸時代の寛政の改革が行われたころで、経済回らなくなった状況が描かれていて、通り一遍の歴史の教科書からはうかがい知れない庶民の生活が分かります。「小田原のかますの干物」が短編集の中に2回も登場しているのが面白いですね。
喜八郎のシリーズが好きで文庫になるのを待っていました。秀弥との関係がもどかしいといえばもどかしいけど、くっついたり離れたりが当たり前の昨今 そのもどかしさもまた魅力のひとつなのでしょう。
損料屋喜八郎シリーズの第三弾、1作目、2作目を読破した方ならこの本を読む前のワクワク感、読後に「やっぱ期待通り、期待以上」の感想がでるだろう完成度です。
楽天ブックスは嫌!
このシリーズの第三弾。内容はまあまあ面白い。若い子が軽く読み流す感じではないけど。 しかし楽天の梱包段階で本の縁が折れていました。返品交換するほどではないですが、本屋ならこんなのをわざわざは買わないし大変不快です。最近、楽天ブックスに腹が立つことが続きますね…
シリーズの第三弾。文庫本になるのを待ってました。 このシリーズ続けて欲しいです。山本一力さんの作品の登場人物の中で 喜八郎が一番好きです。