子どもの誕生、それは家族にとって祝福に満ちた人生の出発のときである。しかし、誕生と表裏一体の問題として死が存在することも事実である。
本書では、医療におけるいのちの誕生と死とを主題とし、「グリーフケア(悲嘆のケア)」の現状とその支援について、専門家によるケアのありかたについて述べるとともに、いのちと向き合う経験をした親による手記を収め、誕生と死、そして医療のかかわりについてまとめている。
第1部 いのちのケア 重症児の生と死、その家族のケア
1 療育的ケア -出生前から出生後までー
(1)口唇口蓋裂・ダウン症候群の受容支援
(2)家族とともに歩むー難聴の受容支援ー
2 小児科の立場からー小児科医としての立場からの重症児の医療ケア、ターミナルケア、グリーフケアー
3 産科の立場からー死産を経験されたお母さん方への医療機関の支援の現状と今後の課題ー
4 グリーフケア
第2部 子どもとともに 家族の手記
1 子どもを亡くすこと
【流産】いつか笑って/息子・凪からの贈りもの
【新生児死】いつも一緒だよ/迪佳のお母さんになれてよかった/愛する亡き娘へ
【死産】私たちのかわいいもう一人の子ども/大切な家族〜いつも一緒だよ/天使になった陽太/あなたとともに/晴 天/おめでとうの言葉に隠れてしまった命
【小児がん】また会える日まで/娘に感謝しながら
【重症の子ども】凪は神さまからのプレゼント/ひかり輝く贈りもの/ありがとう/ひとつのいのちとともに/私の喪失体験/
2 重症児とともに生きる
私だけの勲章/私の分/我が家の宝物
3 父親手記
二つの喪失と二つの悲しみ/ほんの少しの支え/かー君へ
第3部 再びの妊娠をささえるもの
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