奴隷制度から現在に至るまで、黒人がいかに監視され続けてきたか。奴隷船の設計、夜間の取り締まり、焼印、空港セキュリティ、生体認証(バイオメトリクス)など、人種的な境界線や国境、身体を再定義する管理と統治の手法としての差別的な監視を晒し出す。
イントロダクション
監視学からみた「人種差別的監視」と「黒人監視」
各章の紹介
第1章 監視研究ノートーー帰らざる扉への地図
見られることなく見るーーパノプティコンの設計
「パノプティコン」「パノプティカル」「パノプティシズム」に取り消し線を引くーー批判的再解釈
2フィート7インチーー奴隷船の設計
監視による人種差別
それはどのようなものか、それは何なのかーー黒い外見のイメージをコントロールする
第2章 誰もが太陽の下で少し日を浴びているーー『黒人の書』の成り立ち
黒人の逃亡
たいまつ、拷問、そしてトタウーーニューヨーク市におけるランタン法
所有物とパスポートーーフランシス・タバーンでの審問委員会
結び
第3章 黒人性への焼印とブランディングーー生体認証技術と黒人に対する監視
黒人への焼印
バイオメトリクス(生体認証)によるブランディング
黒人性のブランディング
結び
第4章 運輸保安局はソランジュのアフロヘアに何を見たか?--空港におけるセキュリティ・シアター
旅程1--ブラックのまま飛ぶ
旅程2--空港の保安検査場での監視
結びーー「忘れないでください」
エピローグ
謝辞
原注
参考文献・資料
索引
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