トルストイを読むと「明るい、楽天的な、人生を肯定する気分」にさせられる。それはなぜなのか。どこにトルストイの魅力の秘密があるのかと問いかける愛書家の著者が、トルストイの『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などをテキストに、ドストエフスキーの思考・作風と対比しながら、作品を読む心構えと技術的ノウハウを分かりやすく伝授。
(主な項目)ドストエフスキーほど人気がない、読まれない理由/絶対急がないこと。焦りは厳禁/トルストイの凄さ、魅力と『戦争と平和』/ロシア人の名前/山登りの景色を楽しむつもりで/自然描写/心理描写、性格描写に共感できなくても気にしない/自分に無い感情/気分、気持ち、感情、意識、意志/トルストイの描写の特徴/少し複雑な心理、体験した人でないと分からないような心理の描写/羅針盤としての子供/大切な感情、虚栄、打算/描写の細かさ リアリティー/モチーフの転調とモチーフの対決/行動、ふるまい、挙動、心理/「告白」の場面/表情や身振りでどうして人の心が分かるのか/仕草や体つきで相手の内面を読む
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