日本のスポーツは、体罰問題やブラック部活動や部活動の地域移行等、多くの課題を抱えている。一方、ドイツではスポーツは社会の一部であると同時にコミュニティを形成、活性化するエンジンにもなっている。ドイツの事例をもとに日本のスポーツの問題点を洗い出し、よりよいスポーツのあり方を考える。
第1部 どうする日本のスポーツ問題
第1章 新型コロナが問いかける日本型スポーツ
1 スポーツが消えた?-コロナ禍からの問いかけー
2 競技大会に出場することがスポーツ活動なのか
3 托卵型育成モデルの日本型スポーツ
第2章 こうしてできあがった日本型スポーツ
1 日本のスポーツは最初から部活だった
2 日本型スポーツの誕生
3 高度経済成長と日本のスポーツ
4 AKB48にみるパラダイムシフト
5 プロダクトのスポーツからプロセスのスポーツへ
第3章 どうするブラック部活動
1 ブラック部活動の出現
2 運動部活動の改革が働き方改革でよいのか
3 運動部の危機と日本のスポーツ
4 スポーツ活動に関するかみ合わない議論
第4章 どうする部活動教育
1 スポーツはオンの活動? オフの活動?
2 運動部活動って何するところ?
3 運動部活動という教育の落とし穴
4 運動部活動の地域移行の是非
第5章 どうする運動部活動の地域移行
1 スポーツは習い事?
2 競技スポーツ環境のスクラップ&ビルド
3 スポーツという主体的な余暇の過ごし方を学ぶ
4 運動部活動が地域社会を創る
5 保護者というアクター
第6章 運動部活動から日本のスポーツを改革する
1 改革のゴールイメージを描く
2 運動部活動の改革に向けて
第2部 ドイツで「スポーツが地域社会のエンジン」になっている理由
第7章 こんなに「スポーツ」があるドイツの地域社会
1 スポーツクラブと学校が施設を共用
2 都市には「スポーツ環境」が埋め込まれている
3 プログラムが地域スポーツを生きたものにする
4 地域のスポーツ資源を使い倒すドイツ
第8章 スポーツクラブは実に「社会的組織」だった
1 似て非なるもの、スポーツクラブと草野球
2 スポーツは「習い事」ではない
第9章 何を隠そう、余暇には社会創造の力がある
1 やっぱり日本は働きすぎ
2 「余暇」は余った暇な時間ではない
第10章 だからスポーツが「社会」や「デモクラシー」とつながっている
1 人間の尊厳とスポーツがなぜ関係しているのか?
2 生きたデモクラシーにこだわるドイツ
第11章 ドイツ視点で、どう見える? 日本の社会・デモクラシー・スポーツ
1 そもそも日本には「社会」がない⁉
2 日本の民主主義はデモクラシーというよりエアクラシーだ
第12章 地域社会の一部で、地域社会を作るエンジンとしてのスポーツ
第3部 日本のスポーツを21世紀にふさわしいものにする作戦会議
1 有山篤利が高松平藏にドイツの事情についてきく!
2 高松兵藏が有山篤利に日本の事情についてきく!
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