米中対立とコロナ禍の中,アジアの経済は未曽有の試練に立たされている。アジアはどこに向かうのか。さらなる経済連携の強化によってこの危機を克服し,新常態にソフトランディングできるのか。それともアジアの分断と停滞の始まりとなるのか。本書は,岐路に立つアジア経済の現状と課題,政策的な対応と今後の展望について様々な視点から考察。
第1部 米中対立に翻弄されるアジア
第1章 激変するグローバル経済におけるアジアの貿易構造
第2章 変容する米中経済関係の行方:米新政権の成立
第3章 米中対立と5つのインド太平洋構想
-重要な連携と協力ー
第4章 米中対立の新たな構図と日本の役割
第2部 パンデミック(コロナ感染拡大)の影響
第5章 コロナ禍で高まる対中貿易依存リスク
-経済的相互依存関係の危機ー
第6章 コロナ禍と米中対立が韓国に促すチャイナ・プラスワン
第7章 コロナショックが与える東南アジアへの影響
第8章 パンデミックに翻弄される外国人労働者
第3部 アジアの経済統合の行方
第9章 保護主義とコロナ拡大下の東アジア経済統合
-AECの深化とRCEP署名ー
第10章 双循環によりグローバル・サプライチェーンの形成を目指す中国
-北京経済技術開発区の戦略的新興産業・集積の形成ー
第11章 医療物資貿易の現状と国際協調の必要性
第12章 新型コロナ危機で問われた真のASEAN統合
第4部 ニューノーマル(新常態)への模索
第13章 米中対立と新型コロナ禍を踏まえた中国の発展戦略
第14章 デジタル人民元,中国の取り組みと展望
第15章 アジアのサプライチェーンと経済安全保障
第16章 コロナショックで加速するアジアのデジタル経済化
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