- 260
- 3.8
読む順番で、世界が変わる。 全6章、あなた自身がつくる720通りの物語。 「本書は6つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。はじめに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。読みたいと思う章を選び、そのページに移動してください。物語のかたちは、6×5×4×3×2×1=720通り。読者の皆様に、自分だけの物語を体験していただければ幸いです。/著者より」未知の読書体験を約束する、前代未聞の一冊! この物語をつくるのは、あなたです。 すべての始まりは何だったのか。 結末はいったいどこにあるのか。 「魔法の鼻を持つ犬」とともに教え子の秘密を探る理科教師。 「死んでくれない?」鳥がしゃべった言葉の謎を解く高校生。 定年を迎えた英語教師だけが知る、少女を殺害した真犯人。 殺した恋人の遺体を消し去ってくれた、正体不明の侵入者。 ターミナルケアを通じて、生まれて初めて奇跡を見た看護師。 殺人事件の真実を掴むべく、ペット探偵を尾行する女性刑事。 道尾秀介が「一冊の本」の概念を変える。 【著者プロフィール】 道尾秀介(みちお・しゅうすけ) 1975年東京都出身。2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、11年『月と蟹』で直木賞を受賞。その他の著書に『向日葵の咲かない夏』『鏡の花』『フォトミステリー』『きこえる』「いけない」シリーズなど多数。
レビュー(260件)
中学生の娘が、どこかでこの本の紹介文を読み、どこから読んでも、話が纏まる。逆から読んでも完結する。と言うところに惹かれて購入リクエストがありました。 届いてすぐに、いきなり好きな所(途中)から読んでる娘。まずは順番に読んでからじゃないと、違うのか一緒なのかの区別はつかないような?と思いつつ、黙ってましたが、面白かったそうですので、まぁ良いか。 娘は本が大好きなので、あっと言う間に読み終わり。お姉ちゃんにも「読んで良いよー」とすすめてたんで、満足してるんだと思います。 買う前は辛口評価を拝見してて、つまらないのかもと心配してました。 内容の事はわかりませんし、興奮して説明して来る事はなかったので、娘の中では凄く面白かった本!ではないのかも知れませんが、失敗だったとか、つまらなかったと言う言葉も聞こえて来てませんので、我が家としては購入して満足しています。
読書好きな6年生
娘に頼まれて購入。 少し読んだだけでおもしろそうと うれしそうに言っていたので 良かったです。 どこから読んでも 完結するらしいですよ
子どもが読みたがっていたので買いました。夏休みに読むそうです。
微妙でした
うーん、わからない…読む順番を変えても、それで?って感じで、各章のストーリー性が変わってくるわけでもない。あーそっか、そーいうことねっていうオチもない気がする。 パフォーマンス狙い!?正直楽しめなかったかな。
道尾先生はさすがです。こんな作品は初めてです。どれから読もうか選ぶ楽しみ、読み進みながらページを戻って読む楽しみを読者に与えてくれます。「ウラン硝子」を楽天市場で購入する人そして「ウラン硝子」を楽天ウェブ検索で検索する人がふえるのではないか…と、個人的な感想です。