信仰のアナーキー
鋭利な技術社会批判で知られるキリスト教知識人、ジャック・エリュール。ファシズムとの闘争、シチュアシオニストとの接触やエコロジー運動への参与のなかで形成されたそのラディカルな思想は、組織宗教の権威主義や国家を追認する聖書理解に反駁し、信仰とアナキズムの出会うべき地点を開示する。主人の軛を砕く解放の神、支配の根拠を切り崩すイエス、政治権力を退ける預言書や黙示録など、キリスト教に内在するアナーキーなポテンシャルを覚醒させる晩年の重要作。
英語版への序文 デヴィッド・W・ジル
序章
第1部 キリスト教の立場から見たアナーキー
1. アナーキーとは何か
2. キリスト教に対するアナーキーな憤り
第2部 アナーキーの源泉としての聖書
1. ヘブライ語聖書
2. イエス
3. ヨハネの黙示録
4. ペトロの手紙一
5. パウロ
補論
1. カール・バルトとアルフォンス・マイヨによるローマ人への手紙13章1-2節の解釈
1-1. カール・バルト
1-2. アルフォンソ・マイヨ
2. 良心的兵役拒否者
3. 証しーー牧師とアナキスト アドリアン・デュショザル
結章
解説
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