「なぜ私は人型ロボットを作るのか」。自分がモデルのアンドロイド、ロボット演劇など、世界が注目する「人間酷似型ロボット」の第一人者が、その研究と「人間とは?」という問いの軌跡を綴る快著。
ー出版社からの紹介ー
この本のカバーの(超太帯の)写真をご覧ください。双子のようなペアの、右側が著者の石黒浩氏、左は、自身をモデルにした遠隔操作型のアンドロイド「ジェミノイド」です。
石黒氏は、これまでにほかにも、自分の幼い娘をモデルにした子供アンドロイドや女性アンドロイド、ロボットが役者と演じる「ロボット演劇」、介助されて立ち上がる「発達する子供ロボット」など、国内外を驚かせ、注目を集める研究を行ってきました。
「なぜ人間型ロボットにこだわるのか?」--それは、このような一連の研究は、著者にとって「人間とは何か」を問う自己探求の試みでもあるからです。
本書では、人間型ロボット第一人者である石黒氏が、これまで開発したロボットを紹介しながら、研究の過程で感じてきたことを、疑問や戸惑いも含めて率直に語ります。また、有名な「ロボット3原則」や、ロボットと人間の将来まで論じた、すぐれた情報社会論でもあります。
<目次>
プロローグ ロボットは人の心の鏡/第1章 なぜ人間型ロボットを作るのか/第2章 人間とロボットの基本問題/第3章 子供と女性のアンドロイド/
第4章 自分のアンドロイドを作る/第5章 ジェミノイドに人々はどう反応し、適応したか/第6章「ロボット演劇」/第7章 ロボットと情動/第8章 発達する子供ロボットと生体の原理/第9章 ロボットと人間の未来/エピローグ ロボット研究者の悩み
レビュー(49件)
面白かった
ロボットの話をするためには、人とは何ぞや?という話をしなければならない。 ロボット工学者というのは、哲学者でなければならない。 石黒先生の表情とは裏腹に、人間臭い内容。 ロボットに興味を持ったらとりあえず、読んで損はない。 全くの無知でも読める。私でも面白く読めたので、漢字さえ読めれば高校生でも。
人間を知るためにロボットを作っている大学教授が書いた本。 ロボット工学的な話ではなく、どちらかというと、 認知科学とか心理学、哲学的な領域にまで著者の研究が 差し掛かっているという印象を受けた。
人間型ロボットが目指すべきものとは
ロボコンマガジンで紹介されていたので購入しました。 今までロボット(アンドロイド)開発において軽視されてきた見かけの問題。見かけをなぜ重要視する必要があったのか、人間らしいロボットとは、人間らしさとは何なのか。 ロボットだけでなく人間それ自身のことにも考えさせられる1冊。