戦前のラジオ放送から戦後のテレビの登場、ローカルテレビ局の開局と系列化、地上デジタル放送の移行という歴史をローカル放送の制度・組織・番組という視点から検証して、放送のローカリティの理念と実態が乖離してきた実情を豊富な史料から明らかにする。
はじめに
第1章 放送のローカリティへのアプローチ
1 放送のローカリティとは何か
2 放送のローカリティに関連した先行研究
3 放送のローカリティをどのように問うのか
第2章 戦前・戦中期の放送のローカリティ
1 ラジオ放送の開始ーー1期(一九二二ー二八年)
2 地方局の誕生ーー2期(一九二八ー三四年)
3 組織改正後から太平洋戦争勃発までーー3期(一九三四ー四一年)
4 太平洋戦争期ーー4期(一九四一ー四五年)
第3章 日本型の放送のローカリティの形成
1 放送の民主化とローカリティーー5期(一九四五ー五一年)
2 ローカル放送の開局ーー6期(一九五一ー六〇年)
第4章 日本型の放送のローカリティの変容
1 ローカル放送の拡大期ーー7期(一九六〇-八六年)
2 多メディア化ーー8期(一九八六ー二〇〇〇年)
3 デジタル化ーー9期(二〇〇〇-一一年)
第5章 県域免許をめぐる放送の従属と独立
1 放送組織の地域的特徴
2 テレビジョン免許をめぐる紛争の事例
3 メディア集中化がみられた山形県の事例
第6章 制度・組織・番組
1 制度からみた放送のローカリティ
2 組織からみた放送のローカリティ
3 番組からみた放送のローカリティ
第7章 三つの放送のローカリティ
1 戦前・戦中期の三つの放送のローカリティ
2 戦後の三つの放送のローカリティ
3 放送のローカリティの変容過程
おわりに
あとがき
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