絵を見たり、絵を描いたりすることは、人の感性を豊かにします。それは認知症の方でも
あっても変わりません。
本書は、アートを一助に認知症の母と娘の日々の取り組みを綴った実践記録です。著者の
大谷こずえさんは90代の認知症のお母さんと一緒にアートにふれることで、毎日を楽しく
過ごす方法を見出しました。
「絵を描く」取り組みとして、美しい色のグラデーションが作れるパステルシャインアー
トや、黒い面を削るとカラフルな線が浮かび上がるスクラッチアートなど、認知症の方で
も無理なく楽しめるアートを紹介。「絵を見る」取り組みでは、一枚の絵を見ながら自由
に語り合う対話型美術鑑賞を、名画の紹介も兼ねながら詳しく綴っています。
「アートの力であなたに笑顔を」をモットーに、「絵を描く」「絵を見る」の両側面から
アート活動を行う大谷さん。その実践記録には、認知症の親御さんと暮らす介護者の方が
笑顔で暮らせるヒントがつまっています。
第一章 認知症の母とのアートの軌跡
第二章 胃がん発覚とアートの力
第三章 認知症で胃のない人と暮らすコツ
第四章 素敵な絆を紡ぐアートの取り組み
第五章 これからの希望・展望
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