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【元京大変人講座教授、SDGsにモヤモヤする!】 近年声高に叫ばれる「SDGs」や「サステナブル」といった言葉。 環境問題などの重要性を感じながらも、レジ袋有料化や紙ストローの導入、そしてSDGsバッジなどの取り組みに、モヤモヤしている人は少なくないのではないか。 「京大変人講座」を開講した著者は、大学で「SDGs担当」になったことをきっかけに、その言説や取り組みに違和感を覚えた。 人間や地球環境にとって、ほんとうの「持続可能性」とは何か。 名物教授が科学的観点と教育的観点からSDGsのモヤモヤを解き明かす。 【おもな内容】 プロローグ 「キレイ」なSDGs 第1章 危ういSDGs 第2章 プラゴミ問題で考える持続可能性 第3章 地球温暖化とカオス理論 第4章 無計画だからこそうまくいくスケールフリーな世界 第5章 日本社会の自由度をいかに高めるか 終章 うんこ色のSDGs 【著者略歴】 酒井敏(さかい さとし) 1957年、静岡県生まれ。 元京都大学大学院人間・環境学研究科教授。 静岡県立大学副学長。 専門は地球流体力学。 大学の未来に危機感を抱き「京大変人講座」を開講し、話題を呼ぶ。 著書に『野蛮な大学論』(光文社新書)、『京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略』(集英社新書)、『都市を冷やすフラクタル日除け』(成山堂書店)。 共著に『京大変人講座』『もっと! 京大変人講座』(ともに三笠書房)。
レビュー(12件)
いいことづくめの17の目標、政府も企業も「SDGs」、サラリーマンの襟元にはシンボルマークのバッジ、現役引退の身で冷やかしは無しと思いつつしっくりこない私に、明快な答えをもらいました。現役世代にもお奨めの1冊です。
おススメです。非常に読みやすく面白いです。