【POD】無知の罠 叡智の扉 人生が変わる 新・子育て進化論ー行動変容から意識変容へー
本書は、言わば『大人になるための手引き書』である。
内容的には主に「子育てに悩む母親」を対象に書かれてはいるが、単に不登校の改善や問題行動の抑止を目指すことだけが目的ではでなく、子どもに関わる側の大人たちもまた、そのプロセスから多くの学びを得ることによって、大人たち自身も人生を見直すきっかけになることを説いている。
心の成長と発達とはどのようなことか、成長にとって何が阻害要因となっているかについても言及していることから、企業等における人材(人財)開発に関わる責任者として管理職や人事の立場にある方ならば知っておくべき内容も含まれている。
また、福祉士、心理士(心理師)、教師、看護師などの対人援助職において重要視される『自己覚知』や『メタ認知』についても解りやすく述べられているので、新人育成におけるスーパービジョン(専門職の資質向上を図る対人援助法)やOJT(実際の業務を通じて知識やスキルを習得させる人材育成手法)の場面においても助けになることだろう。
目 次
第1章:無知の罠 時代の変化がもたらす影響
・子どもにとっての世界観
・第一社会集団としての家庭
・第二社会集団としての学校
第2章:叡知の扉『いま此処に在ること』の重要性
・浦島太郎にならないこと
・主婦はブラック企業の従業員のようなもの?
・子のために母親ができること&母親にしかできないこと
・子どもは親の姿を映し出す鏡である
第3章:無知から叡知へ 自己覚知とメタ認知
・日本語から削除したほうがいいと思える言葉
・懲りていないのは誰でしょう?
・思い込みという名の牢獄
・世の中は、おかしげな慣習に満ちている
・世界から戦争がなくならない理由
・知らない人など死んでもかまわない?
・対応マニュアルなどない 〜SSW的視点へ
第4章:誰も教えてくれないけど知っておきたいこと
・出生の位置と兄弟(姉妹)葛藤
・男の子と女の子の脳の違い
・認知バイアスについて
・防衛機制について
・自己覚知
・万能感の拡大?
第5章:叡知への道ーー子育て進化論
・『夢』とは何だろう
・マズローの五段階欲求説
・外的キャリアと内的キャリア
・本当の自分を見つけることなく『夢』は語れない
・悲しき悪循環 孤立に向かうプロセス
・コミュニケーションを遮る言葉の壁
第6章:意識変容への扉ーー引き寄せない法則?
・その1 人は無自覚なまま歓迎したくない問題を引き寄せている
・その2 人間の成長に欠かせない他者との交わり
・その3 『モルフォスターシス』と『モルフォジェネシス』
・死と再生のプロセス(破壊と創生のプロセス)
第7章:人生を変える力ーー自由に創造する叡知
・自己を知るためのワーク
・体験知識の重要性
・新たな出会いを知れば知るほど世界観もまた広がっていく
・これからの時代をたくましく生きていくために
・私たちは何を根拠に未来を語れるのでしょう
・情報が錯綜しフェイクニュースが溢れる世界
・情報リテラシーの重要性
・人は、見たいように見て、信じたいように信じる
・意識的な苦悩 v s 機械的な苦しみ
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