この『ジャジーランドのジャズ理論講座』は、ジャズの演奏やアレンジをするために必要かつ十分な“活きた理論”を体系的に学べる本です。上下巻の2冊で構成されていて、ジャズの経験に関わらず、ジャズ理論をきちんと学びたいすべての方に向けた内容となっています。
とかく”机上”のものとなりがちな理論を生き生きと伝えるために、筆者自筆のイラストや鍵盤図を多く用い、独特のカジュアルな文体で、決してやさしくはないジャズ理論を楽しくかつわかりやすく解説しています。イラストや鍵盤図を多く使っているのは、楽譜が読めない人向けにそうしているというわけではなく、分析能力やクリエイティブな応用力を鍛えるためなんですね。ぜひ、無尽蔵のヒントがザックザクの上下巻2冊から、目から鱗の魅力的要素をたっぷり収穫して下さい!
それから、ジャズ以外の音楽にジャズの要素を取り入れたいという方にもおすすめです。ポップス、ロック、クラシック、ポピュラーなどの作曲、アレンジ、演奏へのヒントも得られるでしょう。
この本は、かつてご好評頂いていた『モダンジャズピアノレッスン VOL.1』(2000年7月初版発行)を復刻版として蘇らせたものです。今回の復刻にあたり内容の見直しを行うとともに、索引の作成の他、随所にきめの細かい改訂を加えることで、より使いやすい教本へと生まれ変わりました。
もくじ
【1日目】音楽の基本メジャー・スケール
【2日目】インターバルを覚えよう
【3日目】コードって何だ?
【4日目】コードネームの表し方
【5日目】コード・タイプとそのコード・トーンを覚えよう
【6日目】サウンドに緊張感を与える音!テンション
【7日目】ドミナント7thコードの基本形を覚えよう
【8日目】ドミナント7thコード以外のコード共通の押さえ方
【9日目】ビートとリズムって何だ?
【10日目】さらにテンション感をアップしたボイシングを身に付けよう
【11日目】コードの機能が音楽の波をつくる
【12日目】ドミナント・モーションとツー・ファイブ
【13日目】フラット・ツー・セブン(裏コード)とターン・バック
【14日目】おいしい代理コードとよく使うコード・パターン
【15日目】8分音符を歌おう!
レビュー(5件)
ゆっくり読んでいます まだ良く分からないですが時が大きくて文字数も少ないので読みやすいです
今までの中で一番分かり易い!
Youtubeで中島さんの話し方と内容を観て即購入しました。10代の頃Jazzスク-ルへ通った事もありもう50年近くJazzやラテンが好きでやってます。理論も分からない訳ではないのですが、中島さんの説明は分かり易い上に奥が深い。本を開いてビックリ!本当に分かり易い!
濃密です
昔クラシックピアノを習っていたレベルの初心者です。ジャズを始めるとっかかりにと思って購入しましたが、ピアノという楽器や、音楽に対するジャズの世界の視点?みたいなものがすごくよくわかって、文体もフレンドリーなので読み物としてもすごく面白いです! ワークも初心者にも難しくないので続けられそうです
かなり本格的な内容
この本を開いてすぐ思ったのがイラストの多さ。いざ読み込んでみると、そのイラストが、取っ付き難いジャズ理論を理解するのにとても効果的に使われている。かわいらしいイラストに対して、かなり本格的な内容であるというギャップもこの本のすごいところ。
ジャズ理論を理解するための最適本
本書は,同じ著者による名著モダン・ジャズ・ピアノ・レッスンvol.1,vol.2(ドレミ楽譜出版社)の改訂版の上巻である. ジャズ理論を扱った書物としてはMark LevineによるThe Jazz Theory BookとThe Jazz Piano Bookが有名であり,和訳本も出版されている.しかし,The Jazz Theory Bookについては,少なくとも2004年の和訳本の初版については誤訳や分かりにくい訳が多い.例えば3章にある「4thがアヴォイド・ノートとしてサウンドしないVコードは,susコードをうまく言い表しています。」で意味が通じるだろうか? 原文を見ると,A good definition of a sus chord is "a V chord in which the 4th doesn't sound like an 'avoid' note."(susコードの1つの良い定義は”4thが'アボイド' ノートとしてサウンドしないVコードの一種” です.」とあり,これなら意味が分かる.一方,The Jazz Piano Bookは良い本だと思うし,22章に現れる同じ文章は,和訳本で分かりやすく翻訳されている. しかしながら,本書は,内容が充実しているだけでなく,より分かりやすく取っつきやすいという点で,これらの本よりも優れていると思う.例えば,ドミナント・モーションをここまで掘り下げて,かつ分かりやすく説明しているジャズの理論書は目にしたことが無い. 既に旧版をお持ちの方もいらっしゃると思うが,本書では,上下巻が一体化し,相互参照にページが明示されたり,索引が追加されるなど,より使いやすくなっている.また,イラストも一新され,細部に渡る文章の見直しがされている点でも,お勧めである.