- 100
- 4.23
海に囲まれた島国・日本にあっても、周辺には解決が困難な国境問題を抱えている。尖閣・竹島・北方領土。領土は魔物である。それが目を覚ますと、ナショナリズムが燃え上がる。経済的不利益に、自国の歴史を冒涜されたという思いも重なり、一触即発の事態に発展しやすい。突き詰めれば、戦争はほぼすべて領土問題に端を発するー。中ソ国境紛争やイラン・イラク戦争の現場に外交官として赴任、情報収集にあたり、その後、防衛大学校教授として日本の安全保障を研究・分析した外交と国防の大家が論点を腑分け。平和国家・日本の国益に適った戦略を明かす。
レビュー(100件)
満足!
家に居たまま、店で買うのと同じ価格(送料無料)・・・満足です
事実関係の勉強に
偏った意見につられないよう、事実関係を勉強するための書籍の一つとしておすすめできます。
日本の国境問題
「戦後史の正体」で知りました。孫崎さんは国際政治の裏舞台にくわしく、今の日本の国境がどうなっているのかがわかります。
自分用
日本の国境問題がわかり、大変納得しています。
意外と我々は過去の歴史的経緯を正しく知らないことが良く理解できました。またナショナリズムを煽るようなことを抑える必要性、また国境問題を利用して別の思惑を進めるような動きなども見極める必要があることなどが述べられています。選挙前に読んで役に立ちました。