伝承の語りの持つ、特徴や環境を丁寧に分析、基礎的な語りのスタイルを明らかにする。語りを実践する現代の語り手へと昔話のバトンをつなぎ、新しい昔話伝承の場を再生するために。
まえがき
第一部
1、受け継がれる「声」の記憶ー「屁こき婆さん」
2、伝承を支えた「決まり文句」という声の言葉ー「鳥食い婆」と「鳥呑み爺」
3、昔話伝承における会話表現の働きー「ヒチコとハチコの伊勢参り」
4、昔話を聞くこと、語ることー「もるぞおそろし」
5、昔話は語り手の頭と口で生きている
第二部
1、「阿曽津婆」と水没村の伝説ー滋賀県湖北の千軒伝承
2、少女の成長を語る継子譚
3、語り手が語る昔話の女性イメージー「大歳の火」「米福粟福」「姥皮」
第三部
1、あの頃、昔話と知らずに昔話を聞いたー語り手・松本イエと松本智惠子のことー
2、資料「松本智惠子の昔話」
3、「松本智惠子の昔話」話型一覧
初出一覧
あとがき
レビュー(0件)